『ボーカロイド文化の現在地』
2023年11月11日 2,000円 Async Voice編
論考「海辺で揺蕩う言葉たち——合成音声音楽の時代における「自殺」のアナロジー」を収録
収録内容
インタビュー
- 森勢将雅(音声合成技術研究者)
- フロクロ(ボカロP)
音楽論
- Flat – 拡大する「ボカロ」とそのゆくえ
- highland – ボカロ音楽の「透明性」と、歌唱の「人間らしさ」の関係について
- フガクラ – /遅延するうた/ /在る私たちは/
- マルドロールちゃん – ボイスロイドの他なる声としての音声合成キャラクター試論
- 黒岩秀太‼ – 足立レイの歩み(漫画)
文化論
- ペシミ – なぜVTuberの「歌ってみた」にはボカロ曲が多いのか?
- mochimiz – 「初音ミク」の消失と”初音ミク”の暴走——音楽ゲーム文化が逆説的にもたらした初音ミクの実在性について
- 瀬希瑞世季子 – ボーカロイドとポスト・ヒューマンの想像力
- ukiyojingu – 海辺で揺蕩う言葉たち——合成音声音楽の時代における「自殺」のアナロジー
- rino – インターネット文化の源流からボーカロイド文化まで
- 江永泉 – ボカロ・クロース・エンカウンター:もしかするといるのかもしれない仲間達のために
- highland – 「炉心融解」から考える、ボカロ曲の解釈と動画の関係
メディアミックス論
- 北出栞 – 「記録(ルビ:レコード)」の再構成と「記憶(ルビ:メモリー)」の生成——『カゲロウプロジェクト』論
- 藍 – ボーカロイドのために『プロジェクトセカイ』がしていること ふぁぼん – セカイとセカイをつなぐ
映像論
- 才華 – MVキャラはどこから来たのか、何者か、どこへ行くのか——2020年代前半までのボカロMVについて——
作家論
- cedosia – 心臓を持つ亡霊――『アザレアの心臓』論
- 柊余白 – アメリカ民謡研究会の研究、およびテクストとしてのボカロ・ポエトリー
- かくしか – ボカロは歌を忘れることができるか——Orangestarの言葉と音について——
巻頭イラスト(掲載順)
- NoNe
- 電蝶
- そろばん。
- ふたたん
- どうばと
- Turquoise
- (kenji)
- 八星黄一
- 尾崎ぽえむ
- mtz
『ボカロマゾvol.1 痛み、快楽、存在論』
2023年5月21日 通常版1,700円、特装版2,200円 早稲田大学ボカロマゾ研究会編
論考「合成音声音楽の動画説明文における『意味ありげな文章』が抱えるアーカイヴへの震えについて——或いはukiyojingu+結月ゆかり『(re)flection』への注解」を寄稿、及び楽曲『(re)flection』を収録
収録内容
論考
- sen 視覚的な初音ミク、鏡像的な初音ミク——ボカロマゾ的初音ミク原論
- ペシミ 『匿名M』から考えるボーカロイドのレイヤーについて書きました。まあ、全部言わされているんですけど。
- 白河アマネ ボーカロイド減少におけるキャラクターの役割と変遷——キャラクター性から自立する「声」の現在と未来
- ukiyojingu 合成音声音楽の動画説明文における『意味ありげな文章』が抱えるアーカイヴへの震えについて——或いはukiyojingu+結月ゆかり『(re)flection』への注解
雑文
- 威子 空想とボーカロイド——信仰と思慕、そして像
- 北出栞 米津玄師=ハチ世代の編集者が考えてきた、ボカロ・身体・メディアについて
小説
- 藤壮錬 Don’t forget the promise
エッセイ
- かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン 『VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ私記』
- Cと呼ばれる元大学生 異国より、故郷の頽廃
- 補語 私のボカロ間、または校内放送で流れる「ボカロ曲」を聞いていたあの頃
- 藤原ハガネ 駆込み訴え
- 羅列/Raretsu 孤独と痛み
- たんたん麺大好きマン(いなばな) VOCALOIDと小説と
- たてごと♪(からだにやさしいP) kokoneさんは僕の嫁
音楽
- 威子 空想と夢路(心華)
- 羅列 2008(鏡音レン)
- ukiyojingu (re)flection(結月ゆかり)
- いなばな ドライアイス・センセーション(結月ゆかり)
- たてごと♪(からだにやさしいP) どうせ信じないんでしょ(kokone)
- RUHIA アネモネ(可不)
- sen 鏡像少女とfür anders(初音ミク)
『Blue Lose Vol.3 特集:10年代』
2023年5月21日 1,200円 早稲田大学負けヒロイン研究会編
論考「彼女は今どこにいる?――2010年代における『初音ミク』概念形成とその崩壊」を寄稿
収録内容
「日常系」座談会 舞風つむじ・てらまっと・norise
10年代ライトノベル座談会 くあド・舞風つむじ
論考・エッセイ
- 味園 ヘテロの家 ー『7SEEDS』紹介
- 砂糖円 「断ち切る力」と「繋ぐ力」——クトリ・ノタ・セニオリスの笑みについて
- きただ 探偵と原子力——クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』小論
- 和泉しげ 13歳の夏、あるいは”彼女”と過ごした中学時代
- ジョン・スミス 10年代についての放言
- twitter1.0 あの時を追い求めて
- sen 巡礼するということ——10年代のコギトにまつわるおぼえがき
- 紅茶泡海苔 10年代を語る難しさ——中国のオタク文化受容史と負けヒロイン研究会の問題
- 幸村燕 テン年代と「オルタナティブの亡霊」There was no alternative?
- くるみ瑠璃 鬱から萌えのエロゲテン年代史
- ふぁぼん 日常系の物語構造とまんがタイムきららの10年代
- 遥散人 10年代アニメ概説
- 蛍火くじら ビデオゲームと10年代——10年代ゲーム”主観”と「推し」キャラクターについて
- ホリィ・セン 10年代における「メンヘラ」の〝死〟について
- くろーぶ ビッグ・ブラザーは死んだのか?——10年代におけるニュージェネレーション「ウルトラマン」についての論考
- ukiyojingu 彼女は今どこにいる?——2010年代における「初音ミク」概念形成とその崩壊
- みやまれおな 「オタク」の意味の変遷——2010年代を中心に
- 箱部ルリ コミケ、その時代の終わり——美少女同人ジャンルの通時的観察
おまけ 10年代アニソン大賞 結果発表!
『合成音声音楽の世界2022』
2023年4月29日 1,500円 Stripeless編
論考「合成音声「非音楽」の世界―合成音声音楽による朗読実践=POEMLOIDのパフォーマティヴィティ」を寄稿
収録内容
interview ぷにまる
topics 合成音声音楽に関する2022年のトピック
SONGS OF 2022
ALBUMS OF 2022
interview ryuryu ムシぴ
column
- ヒッキーP 主観・無色透名祭録 ―伝説の四日間・最後の瞬間まで膨張していったシーン現象―
- ukiyojingu 合成音声「非音楽」の世界 ―合成音声音楽による朗読実践=POEMLOIDのパフォーマティヴィティ
- yanagamiyuki 採点するアート
- 西島尊大 禁術としてのAI―人間は〝0と1〟のデータに過ぎないのか―
『青春ヘラ ver.4 エモいとは何か?』
2022年8月13日 1,630円 大阪大学感傷マゾ研究会編
論考「血液たちの濃厚接触――私たちが繋がるための『エモい』を探して」を寄稿
収録内容
特別インタビュー loundraw
座談会「音楽・写真・短歌から見たエモ」アオトケイ・うちだしんのすけ・上條翔・ぺシミ
エッセイ
- きゃくの どこにもいないあなた――メリッサ・キリレンカへ
- べっこう飴大魔神 ちいちゃんのかげおくりとかエモすぎ
- 青松輝 ふたたび戦うための7章
- 西島尊大 散財と時間
- 品回口 この身体を「エモい」フィクションにする
論考
- ぺシミ 「エモ」と「アオハル」の20年代
- 竹島春風 言葉にも突き放された我々は――「青春の全体主義」概念の語り直し
- 箱部るり・舞風つむじ 「エモ」の神話を解体する――質問調査と機械学習による「エモさ」の抽出
- ukiyojingu 血液たちの濃厚接触――私たちが繋がるための「エモい」を探して
- おでん丸 エモを自然化する――情動の哲学にけるエモの位置づけ
小説
- 風雪 一週間、恋人がいた話
『合成音声音楽の世界2021』
2022年5月16日発売 1,500円 Stripess発行
エッセイ「『合成音声音楽』の時代に向けて――私を探す『可不』の自己探索」を寄稿
収録内容
interview 螟上?邨ゅo繧
topics 合成音声音楽に関する2021年のトピック
SONGS OF 2021
ALBUMS OF 2021
interview ギザ
column
- 因果 Z世代の合成音声音楽
- ヒッキーP ハイパーポップ・シンクロニシティ―その先の鋭さに視た共通点
- ukiyojingu「合成音声音楽」の時代に向けて―私を探す「可不」の自己探索
- 西島尊大「作家」と「作品」のきりわけ―あいまいな〝境界線〟をめぐって―